軟質ウレタンフォーム

概要

項目内容
材料名軟質ウレタンフォーム
略記号FPUF、PUF、軟質PUフォーム
IUPAC単一のIUPAC名では表しにくい。代表的にはカルバメート結合(ウレタン結合、-NH-CO-O-)を含む架橋高分子発泡体である。
英語名Flexible Polyurethane Foam / Flexible PU Foam
日本語名軟質ポリウレタンフォーム、ウレタンスポンジ、スポンジウレタン、軟質発泡ウレタン
分類熱硬化性樹脂系発泡体、ポリウレタン系フォーム、発泡プラスチック
プラスチック分類一般プラスチック系の反応発泡材料であり、エンジニアリング・プラスチック又はスーパーエンジニアリング・プラスチックには通常分類しない。
化学式又は代表構造代表構造:-R-NH-CO-O-R′-O-CO-NH-R-。実際には尿素結合、分岐、架橋及びセル構造を含む。
CAS No.ポリウレタンとして9009-54-5が用いられることがある。ただしフォームは配合物であり、単一CAS No.で一義的に表せない。
構造・主成分ポリエーテルポリオール又はポリエステルポリオール、TDI又はMDI系イソシアネート、水、触媒、シリコーン系整泡剤、架橋剤及び各種添加剤。
主な用途家具、寝具、自動車シート、吸音材、緩衝材、包装材、フィルター、シール材、建築内装、医療・介護用クッション。

軟質ウレタンフォームは、ポリウレタン樹脂を発泡させた柔軟な多孔質材料である。一般に連続気泡を主体とし、低密度、圧縮回復性、クッション性、吸音性及び断熱性を利用する。密度、硬さ、反発弾性、通気量及びセル径を広い範囲で設計できる。

ポリエーテル系は一般に耐加水分解性、低温柔軟性及び弾性回復性に優れ、家具、寝具、自動車シートで多用される。ポリエステル系は引張強さ、耐摩耗性及び耐油性に優れる傾向があるが、高温多湿下では加水分解に注意が必要である。

本材料はペレットを再溶融する熱可塑性樹脂ではなく、原料液を混合して発泡・架橋させる反応成形材料である。選定時には短時間の引張特性だけでなく、密度、25%又は40%硬さ、反発弾性、圧縮永久ひずみ、通気性、VOC、燃焼性、熱老化及び湿熱老化を確認する必要がある。

特徴

項目内容
長所軽量であり、柔軟性、クッション性、衝撃吸収性、吸音性、断熱性及び加工性に優れる。密度や硬さを広範囲に調整できる。
短所熱、紫外線、湿熱、酸化及び加水分解により劣化する場合がある。長期圧縮ではへたり、強溶剤では膨潤、軟化又は接着層剥離が生じ得る。
外観白色、淡黄色、灰色、黒色又は着色品。一般に連続気泡のスポンジ状であり、光、熱及びNOxにより黄変しやすい。
耐熱性連続使用温度は一般に70~100℃程度が目安である。耐熱グレードでも圧縮荷重、酸素、湿度及び時間により性能保持率が変わる。
耐薬品性水、希薄中性洗剤及び短時間の低級アルコールには比較的耐える場合がある。強酸、強アルカリ、ケトン、エステル、芳香族及び塩素系溶剤には注意が必要である。
加工性スラブ発泡、モールド発泡、注入発泡、裁断、打抜き、スリット、貼合、含浸及び熱圧縮加工に適する。
分類上の注意ポリウレタンの発泡体であるが、熱可塑性ポリウレタン(TPU)とは加工法及び評価軸が異なる。硬質ウレタンフォームとも用途及びセル構造が異なる。

構造式

軟質ウレタンフォームの代表構造式

代表的な反応と構造単位
項目内容
ウレタン結合生成R-N=C=O + R′-OH → R-NH-CO-O-R′
水発泡反応2R-N=C=O + H2O → R-NH-CO-NH-R + CO2
代表構造ソフトセグメントと、ウレタン結合及び尿素結合を含むハードセグメントからなる架橋構造。
構成成分ポリオール、ジイソシアネート、水、鎖延長剤、架橋剤、触媒、整泡剤、難燃剤等。
変性グレード高反発、低反発、低VOC、難燃、帯電防止、導電、抗菌、防カビ、親水、撥水及び耐加水分解グレードがある。

種類・代表グレード

種類主成分又は特徴長所短所主な用途
汎用ポリエーテル系ポリエーテルポリオールとTDI系を用いることが多い。低コスト、耐加水分解性、弾性回復性。耐油性及び耐摩耗性には限界。家具、寝具、包装、吸音材。
ポリエステル系ポリエステルポリオール主体。引張強さ、耐摩耗性、耐油性。湿熱下で加水分解しやすい。フィルター、工業用スポンジ、研磨材。
高反発フォーム高弾性ポリオール及びMDI/TDI系。反発弾性、支持性、耐へたり性。配合管理が複雑で比較的高価格。自動車シート、椅子、マットレス。
低反発フォームガラス転移領域を室温付近に設計した粘弾性フォーム。体圧分散、衝撃吸収、静粛性。温度依存性、通気性、復元遅延。枕、寝具、介護用品、保護材。
難燃グレード難燃剤又は難燃性ポリオールを配合。各種燃焼規格への対応が可能。物性、VOC、煙及びコストへの影響。自動車、鉄道、建築、電気機器。
導電・帯電防止カーボン系材料又は帯電防止剤を配合。ESD対策が可能。汚染性、湿度依存性、圧縮後抵抗変化。電子部品包装、導電クッション。
再生チップフォーム粉砕端材をバインダーで再結合。高密度、耐荷重性、端材利用。物性ばらつき、臭気及び異物管理。床下材、緩衝材、マット。

成形加工

加工方法適性理由・注意点
スラブ発泡連続又はバッチで大ブロックを発泡し、裁断して使用する代表法。
モールド発泡複雑形状、自動車シート及び一体成形に適する。
注入発泡混合比、液温、吐出量、発泡圧及び硬化時間を管理する。
圧縮・熱圧縮加工厚み調整、形状付与が可能。セル潰れと硬さ上昇に注意。
切削・裁断・打抜き刃物、バンドナイフ、ウォータージェット等が利用可能。
接着・貼合溶剤攻撃、接着剤浸透、VOC及び可塑剤移行を確認する。
射出成形×通常の熱可塑性射出成形には不適。反応射出又はモールド発泡として扱う。
押出・ブロー・真空成形×再溶融成形材料ではないため、通常の熱可塑加工には不適。
3Dプリント一般的な軟質フォームとしては標準工法ではない。
代表的な発泡・成形条件
項目単位一般的な目安備考
ポリオール液温20~30配合、粘度及び設備により調整。
イソシアネート液温20~30結晶化、粘度及び反応速度に注意。
金型温度40~70モールドフォームの代表範囲。原料系に依存。
脱型時間min3~15部品厚さ、触媒系及び金型温度に依存。
後硬化・熟成h24~72最終物性及びVOC評価前の一般的な養生目安。
成形収縮率%一般化困難発泡倍率、セル開放度、金型拘束及び後収縮に依存するため、熱可塑性樹脂の収縮率と同列に扱わない。

代表的な物性値又は機械的性質

以下は非強化の一般的な軟質ポリエーテル系フォームを中心とした代表範囲である。フォーム密度、硬さ、セル構造、測定方向及び試験規格により大きく変動する。

項目単位下限代表値上限規格・条件・備考
密度g/cm³0.0150.0300.080一般クッションフォームの代表範囲。特殊高密度品は範囲外。
比重0.0150.0300.080水を1とした概略値。
引張強さ・破断MPa0.070.120.30ISO 1798又はJIS K 6400系の代表範囲。方向依存性あり。
引張破断伸び%80150300密度及び架橋密度に依存。
引裂強さN/cm2410試験方法及び切欠き形状により変動。
反発弾性%204565低反発品は低く、高反発品は高い。
圧縮永久ひずみ%282050~75%圧縮、常温又は加熱条件。条件併記が必須。
25%圧縮硬さkPa1.03.510.0ISO 3386又はJIS K 6400系。厚さ及び前処理に依存。
ガラス転移温度-70-50-20ソフトセグメントの組成に依存。低反発品は室温付近に別の緩和を示す場合がある。
融点該当なし架橋熱硬化性フォームであり、明確な再溶融温度を持たない。
連続使用温度7080100無荷重又は軽荷重の一般目安。熱老化試験で確認する。
熱伝導率W/(m・K)0.0300.0400.055密度、セル、温度及び含水率に依存。
吸水率・24時間%一般化困難連続気泡率、表面皮膜及び試験方法で大差がある。質量増加率又は体積吸水率を区別する。
体積抵抗率Ω・cm1E101E131E15乾燥状態の絶縁性フォームの概略。帯電防止・導電品は大幅に低い。
UL 94燃焼性グレード依存厚さ、密度、色、難燃剤及び認証ファイルを個別確認する。
比較用評価スコア
評価項目スコア評価理由
衝撃吸収性5セル構造と粘弾性によりエネルギー吸収性に優れる。
低温特性4ポリエーテル系は低温柔軟性が良い。低反発系は低温で硬化しやすい。
耐熱性2高温長期では酸化劣化及び圧縮永久ひずみが進む。
耐薬品性2水系には一定の耐性があるが、多くの有機溶剤で膨潤しやすい。
耐加水分解性3ポリエーテル系は比較的良好、ポリエステル系は注意。
成形加工性4発泡一体成形と二次加工の自由度が高いが、反応管理を要する。
リサイクル性2架橋体で再溶融できず、再結合フォーム等に限定される。
価格優位性4汎用品は比較的低価格で流通性が高い。

耐薬品性

下表はポリエーテル系軟質フォームの一般傾向である。フォームは表面積が大きく、接着剤、表皮材及び添加剤の影響も受ける。実使用条件で浸漬後の質量、体積、硬さ、引張強さ及び外観を確認する必要がある。

薬品濃度温度接触条件評価主な劣化形態備考
23℃短時間~24h吸水、硬さ変化ポリエーテル系は比較的安定。乾燥後回復も確認。
温水60~80℃長時間加水分解、強度低下ポリエステル系は特に注意。
塩酸5%23℃短時間変色、結合劣化濃度及び温度上昇で悪化。
硫酸10%23℃短時間炭化、脆化濃硫酸は不適。
水酸化ナトリウム5%23℃短時間加水分解、軟化ポリエステル系は不利。
エタノール99%23℃短時間一時膨潤、抽出長時間浸漬及び接着層には注意。
IPA99%23℃短時間一時膨潤乾燥後の寸法及び硬さ回復を確認。
グリセリン99%23℃短時間吸着、べたつき洗浄性及び残留を確認。
トルエン99%23℃短時間×著しい膨潤、軟化芳香族炭化水素は不適となる場合が多い。
n-ヘキサン99%23℃短時間膨潤、添加剤抽出配合により差が大きい。
アセトン99%23℃短時間×著しい膨潤、軟化ケトン系は一般に不適。
酢酸エチル99%23℃短時間×膨潤、接着層剥離エステル系は一般に不適。
ジクロロメタン99%23℃短時間×著しい膨潤、溶解様崩壊塩素系溶剤は避ける。
鉱物油23℃24h膨潤、硬さ変化ポリエステル系が有利な場合がある。
ガソリン23℃短時間×膨潤、抽出燃料接触用途には専用評価が必要。
次亜塩素酸ナトリウム0.1~1%23℃短時間酸化、黄変、脆化有効塩素濃度、pH及び接触時間を確認。
過酸化水素3%23℃短時間酸化、変色高濃度又は高温では劣化が加速。
SP値(溶解度パラメータ)

ポリウレタンのSP値はソフトセグメント、ハードセグメント及び架橋密度により幅があり、軟質フォームの代表値は概ね20~24 MPa1/2程度とされることが多い。ただしフォームは多相架橋体であり、単一のSP値で耐薬品性を一義的に判定できない。

溶解性の目安
SP値差溶解・膨潤の目安判定
0~2膨潤・軟化しやすい×
2~5条件により膨潤する
5~8短時間接触では比較的安定
8以上溶解・膨潤しにくい
SP値から見た耐溶剤性
溶剤SP値 MPa1/2PUとの差の目安評価実務上の注意
トルエン18.22~6×芳香族溶剤で膨潤しやすい。
酢酸エチル18.61~5×エステル結合及びソフトセグメントとの親和性に注意。
アセトン20.00~4×膨潤、軟化、添加剤抽出が起こり得る。
IPA23.50~4SP差は小さいが水素結合、揮発性及び短時間接触では挙動が異なる。
エタノール26.02~6短時間では使用可能な場合があるが、長期浸漬は確認する。
47.924~28SP上は非膨潤側でも、加水分解及び吸水は別機構で進行する。

SP値差は物理的な親和性の一次スクリーニングであり、加水分解、酸化、ウレタン結合の開裂、添加剤抽出、接着層劣化及び応力状態を考慮しなければならない。

製法

軟質ウレタンフォームの製造工程

工程内容
原料調整ポリオール、水、触媒、整泡剤、架橋剤及び添加剤を均一化する。イソシアネート側は水分混入を避ける。
計量・混合ポリオール側とイソシアネート側を所定のNCO指数で高速混合する。温度、粘度及び混合時間がセル均一性に影響する。
発泡・ゲル化ウレタン生成反応と水発泡反応を同時進行させる。CO2発生、セル成長、架橋及びセル開放のバランスを制御する。
硬化・熟成スラブ又は金型内で硬化させ、脱型後に熟成する。未反応成分、アミン臭及びVOCを管理する。
仕上げ裁断、打抜き、スリット、貼合、含浸、洗浄、除膜及び検査を行う。
再資源化端材は粉砕し、再結合フォーム、充填材又はケミカルリサイクル原料として利用される場合がある。

詳細な利用用途

分野適性用途例選定上の注意
家具・寝具ソファ、椅子、マットレス、枕。密度、硬さ、反発弾性、へたり、VOC。
自動車内装シート、ヘッドレスト、吸音材、シール。FMVSS 302、臭気、フォギング、熱老化。
包装・緩衝精密機器、電子部品、輸送用緩衝材。静電気、復元性、圧縮クリープ。
フィルター空気、水、油用の粗ろ過材。除膜状態、孔径、耐薬品性、加水分解。
建築・設備吸音、目地、シール、断熱補助材。難燃性、耐候性、結露、発煙性。
医療・介護体圧分散パッド、装具、クッション。生体適合性、溶出、洗浄、滅菌耐久。
食品機械接触部清掃スポンジ、限定的なシール材。食品接触適合、吸液、洗浄剤、微生物管理。
高荷重ギア・軸受×通常は不適。剛性、寸法精度及び耐摩耗性が不足。
注意点・劣化及び故障モード
劣化現象主な原因発生しやすい条件影響予防策推奨確認試験
熱酸化劣化酸素、熱、触媒残渣。80℃以上、長期圧縮。黄変、硬化、脆化、粉化。耐熱処方、温度低減、酸化防止剤。70~120℃熱老化、硬さ・引張保持率。
加水分解エステル結合の開裂。高温高湿、温水、酸・アルカリ。軟化、粘着、強度低下。ポリエーテル系又は耐加水分解グレード。85℃/85%RH、温水浸漬。
圧縮永久ひずみ粘弾性、架橋切断、セル座屈。高圧縮率、高温、長時間。へたり、支持力低下。高密度・高反発品、圧縮率低減。50~75%圧縮、22~70h、常温及び加熱。
溶剤膨潤ポリマーと溶剤の親和性。芳香族、ケトン、エステル、塩素系。寸法変化、軟化、接着剥離。接触回避、バリア層、耐溶剤材へ変更。実薬品浸漬、質量・体積・硬さ測定。
黄変・耐候劣化UV、NOx、熱、芳香族イソシアネート。屋外、蛍光灯、高温保管。色差、表面粉化、強度低下。遮光、耐候処方、表皮材。キセノンアーク、色差及び強度保持率。
VOC・アウトガス触媒、未反応物、添加剤。高温、密閉空間、成形直後。臭気、フォギング、電子部品汚染。低VOC処方、十分な熟成・換気。VOC、フォギング、TML/CVCM又は用途別試験。
法規制・認証
法規制・認証一般的な位置付け確認事項
RoHS・REACH・SVHC対応可能なグレードが存在難燃剤、触媒、顔料、再生材及び製造拠点を含む最新証明書を確認する。
自動車燃焼規格適合グレードが存在FMVSS 302等は厚さ、密度、積層構成及び表皮材を含めて評価する。
UL 94個別グレード認証認証ファイル、色、試験片厚さ及び等級を確認する。
日本食品衛生法・FDA・EU食品接触限定的な適合グレード材料群全体の適合ではない。接触食品、温度、時間及び抽出条件を確認する。
ISO 10993・USP Class VI医療用個別グレード最終製品の生体適合性、滅菌方法及び溶出物を用途別に評価する。
PFAS関連規制配合依存撥水剤、離型剤、加工助剤等の含有有無をサプライヤーへ確認する。
環境・リサイクル性及び価格・供給性
項目内容
熱可塑性/熱硬化性一般に架橋熱硬化性であり、再溶融成形できない。
マテリアルリサイクル粉砕チップの再結合フォーム、充填材利用等が中心である。
ケミカルリサイクルグリコリシス等の検討例があるが、分別、採算性及び再生品質が課題となる。
バイオベース植物由来ポリオールを一部使用した製品が存在する。バイオベースは生分解性を意味しない。
価格区分汎用品は比較的低価格~中価格。高反発、低VOC、難燃、導電及び医療用は中価格~比較的高価格。
供給形態ブロック、シート、ロール、打抜き品、成形品、再結合フォーム等。国内入手性は良好である。

関連材料との比較

比較材料特徴軟質ウレタンフォームとの違い
硬質ウレタンフォーム独立気泡、高断熱、高剛性。軟質品は連続気泡主体でクッション用途、硬質品は断熱・構造用途。
熱可塑性ポリウレタン熱可塑性、耐摩耗、高強度。TPUは再溶融成形可能で高密度。軟質フォームは軽量・多孔質。
EVA独立気泡発泡体、耐水性、軽量。EVAフォームは吸水しにくく成形安定性が高いが、軟質PUはクッション設計幅が広い。
発泡ポリエチレン耐水、耐薬品、軽量。PEフォームは耐水・耐薬品性に優れ、軟質PUは柔らかさと吸音性に優れる。
EPDM耐候、耐オゾン、耐水。EPDMスポンジは屋外耐久性に優れ、PUはクッション性と成形自由度に優れる。
シリコーンゴム耐熱、耐寒、耐候。シリコーンフォームは高温域に強いが高価格。PUは汎用クッション用途に有利。
ニトリルゴム耐油性に優れる。NBRスポンジは油接触に有利。PUは軽量、吸音、クッション用途に有利。

代表的なメーカー

メーカー代表製品・ブランド概要
株式会社イノアックコーポレーションカラーフォーム等軟質ウレタンフォーム、モールド品、機能性フォームを広範囲に展開する国内主要メーカー。
アキレス株式会社エアロン、AIRLON ECO、CRIIN FOAM、FITTY等寝具、内装、包装、自動車及び工業用途向けの軟質ウレタンフォームを展開する。
株式会社ブリヂストンウレタンフォーム関連製品自動車用シートパッド等の発泡ポリウレタン製品を扱う。採用可否は個別仕様確認が必要。
積水化成品工業株式会社発泡体・複合発泡材料用途によりウレタン系を含む発泡材料を展開する。具体的な製品系統は最新カタログで確認する。

関連キーワード

軟質ウレタンフォームポリウレタン硬質ウレタンフォームTPU発泡プラスチック発泡ポリエチレンEVAゴム・エラストマー耐薬品性SP値

用途決定前の推奨確認試験
  • 実薬品浸漬試験:実濃度、実温度、実接触時間で、質量、体積、硬さ、引張強さ及び外観を評価する。
  • 圧縮永久ひずみ・へたり試験:実圧縮率、実温度及び実寿命を模擬する。
  • 高温高湿・加水分解試験:ポリエステル系では85℃・85%RH及び温水条件を優先する。
  • 熱老化・紫外線促進耐候試験:色差だけでなく、硬さ、引張強さ及び粉化を確認する。
  • 燃焼性試験:最終厚さ、密度、表皮材、接着剤及び積層構成で評価する。
  • VOC・臭気・フォギング試験:自動車、寝具、医療及び密閉空間用途で確認する。
  • 実部品耐久試験:荷重、応力、湿度、温度サイクル、繰返し回数及び接着構成を含めて評価する。

本ページの値は材料群としての代表値又は目安である。実使用では、メーカー、グレード、密度、セル構造、試験片厚さ、温度、濃度、荷重、応力、湿度、接触時間、成形条件及び法規制適合を個別に確認する必要がある。

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