芳香族ポリアミド

概要

項目内容
材料名芳香族ポリアミド
略記号Aramid、PPTA(パラ系)、PMIA(メタ系)
IUPAC代表例:poly(benzene-1,4-dicarbonyl-p-phenylenediamine)(PPTA)、poly(m-phenylene isophthalamide)(PMIA)
英語名Aromatic polyamide / Aramid
日本語名芳香族ポリアミド、アラミド、アラミド繊維
分類芳香族ポリアミド系高分子、主として高性能繊維・紙・パルプ・短繊維・複合材料用強化材
プラスチック分類高耐熱・高機能ポリマー。一般的な射出成形用熱可塑性樹脂とは異なり、多くは溶融成形せず、溶液紡糸又は製紙工程で加工する
化学式又は代表構造PPTA:[−NH−C6H4−NH−CO−C6H4−CO−]n、PMIA:同じ芳香族ジアミン・芳香族ジカルボン酸骨格をメタ結合で構成
CAS No.材料群として単一CAS No.はない。代表例:PPTA 26125-61-1、PMIA 25765-47-3
構造・主成分芳香環に直接結合したアミド基(−CO−NH−)を主鎖に高比率で有する高分子。一般にアミド結合の85%以上が芳香環へ直接結合する繊維形成性長鎖合成ポリアミドをアラミドと呼ぶ
主な用途防護衣、耐熱衣料、ロープ、ケーブル補強、タイヤ・ベルト補強、摩擦材、耐熱ろ過材、電気絶縁紙、ハニカムコア、FRP補強材、摺動材

芳香族ポリアミドは、主鎖のアミド結合と芳香環によって高い分子鎖剛直性、耐熱性及び難燃性を示す高機能高分子群である。代表的には、分子鎖が直線状で高配向しやすいパラ系アラミドと、屈曲した分子構造を持つメタ系アラミドに大別される。

パラ系は高強度・高弾性率・低クリープを特徴とし、繊維、パルプ、短繊維及び複合材料補強材として用いられる。メタ系は高温下で溶融滴下しにくく、耐炎性、電気絶縁性及び熱安定性に優れるため、耐熱衣料、フィルター、絶縁紙などに用いられる。

芳香族ポリアミドは、一般的なナイロンと同じポリアミド系であるが、溶融流動性、吸湿挙動、成形方法及び異方性が大きく異なる。材料選定では、p系又はm系、繊維・紙・パルプ・コンパウンドの形態、表面処理、含水状態、温度、薬品濃度、荷重、応力、使用時間を区別して評価する必要がある。

特徴

長所
  • パラ系は比強度及び比弾性率が高く、同質量で鋼線より軽量な補強設計が可能である。
  • 芳香族骨格により耐熱性、耐炎性及び寸法安定性に優れ、一般に明確な融点を示さず高温で分解する。
  • 疲労、衝撃吸収、振動減衰、耐切創性に優れ、ロープ、タイヤ、ベルト、防護材に適する。
  • メタ系は電気絶縁性と耐熱老化性に優れ、紙・プレスボード・ハニカムなど多様なシート形態に加工できる。
  • 有機溶剤、油類及び多くの中性薬品に対して比較的安定である。
短所
  • 強酸、強アルカリ、高温水蒸気及び長時間の湿熱によりアミド結合の加水分解、強度低下又は表面劣化を生じることがある。
  • パラ系繊維は圧縮強度、層間せん断、曲げ疲労、紫外線暴露及び吸湿の影響に注意を要する。
  • 繊維表面が比較的不活性で、樹脂マトリックスとの界面接着にはサイジング、プラズマ処理、酸化処理又は適切なカップリング設計が必要となる。
  • 切削時に毛羽立ちや層間剥離が生じやすく、一般工具では摩耗しやすい。
  • 一般的な熱可塑性樹脂のような再溶融・再成形が困難であり、リサイクル方法が限定される。
外観

パラ系繊維は一般に黄色から黄褐色、メタ系繊維及び紙は白色、生成り又は着色品がある。フィラメント、短繊維、パルプ、フロック、紙、ボード及び織布として供給される。紫外線や熱履歴により黄変又は褐変する場合がある。

耐熱性

多くのアラミドは明確な溶融を示さず、概ね400~500℃付近で熱分解が進行する。連続使用温度は製品形態、空気中又は不活性雰囲気、荷重、寿命判定基準により異なるが、メタ系繊維・紙では200℃級の耐熱用途、パラ系では高温補強用途に用いられる。短時間耐熱温度と長期連続使用温度を混同してはならない。

耐薬品性

炭化水素、油類、低級アルコール及び多くの中性溶剤には概ね良好である。一方、濃硫酸など一部の強酸は溶解又は著しい劣化を生じ、強アルカリ、高温水、蒸気、次亜塩素酸塩などでは加水分解又は酸化劣化が進む場合がある。耐薬品性は繊維径、表面処理、応力、温度、濃度及び接触時間に依存する。

加工性

主な製造・加工法は溶液紡糸、延伸、熱処理、抄紙、カレンダー、積層、織編、組紐及び複合材料成形である。一般的な射出成形、ブロー成形、真空成形には適さない。短繊維又はパルプを他の熱可塑性樹脂・熱硬化性樹脂へ配合したコンパウンドは、マトリックス樹脂側の条件で射出成形等が可能である。

分類上の注意

「アラミド」は芳香族ポリアミド繊維を中心とする材料群であり、半芳香族ポリアミドであるPPA(ポリフタルアミド)と同義ではない。また、パラ系とメタ系、連続繊維とパルプ、繊維単体と樹脂複合材では物性値が大きく異なるため、比較データを混在させない。

構造式

芳香族ポリアミドの代表構造 パラ系芳香族ポリアミドPPTAとメタ系芳香族ポリアミドPMIAの代表繰返し構造を比較した図 芳香族ポリアミドの代表構造単位 パラ系アラミド:PPTA poly(p-phenylene terephthalamide) 代表CAS No. 26125-61-1 [ −NH− −NH−CO− −CO− ] n 芳香環とアミド結合がほぼ直線状に連なるため、分子鎖の配向・結晶化により高強度・高弾性率を得やすい。 メタ系アラミド:PMIA poly(m-phenylene isophthalamide) 代表CAS No. 25765-47-3 [ −NH− −NH−CO− −CO− ] n メタ結合により分子鎖が屈曲し、パラ系より弾性率は低いが、耐熱・難燃・電気絶縁用途に適する。 注:図は結合位置を示す模式図であり、立体配座や結晶構造を厳密に表すものではない。

PPTAはp-フェニレンジアミンとテレフタロイルクロリドから得られる代表的なパラ系アラミドである。ほぼ直線状の分子鎖が強い分子間水素結合を形成し、液晶性紡糸ドープから高配向繊維を形成する。PMIAはm-フェニレンジアミンとイソフタロイルクロリドから得られる代表的なメタ系アラミドであり、メタ結合による屈曲構造が繊維の柔軟性及び耐熱絶縁材料としての加工性に寄与する。

種類主なモノマー又は構成単位構造上の特徴主な特性代表用途
PPTAp-フェニレンジアミン+テレフタロイルクロリドパラ配置、直線性が高い高強度、高弾性率、低伸度高性能繊維、ロープ、タイヤ補強、FRP
PMIAm-フェニレンジアミン+イソフタロイルクロリドメタ配置、分子鎖が屈曲耐熱、耐炎、電気絶縁、適度な柔軟性耐熱衣料、フィルター、絶縁紙、ハニカム
共重合・変性アラミド芳香族ジアミン又は芳香族ジカルボン酸成分を共重合主鎖規則性、溶解性、弾性率、疲労性などを調整高強度と耐疲労性、接着性、染色性などのバランス調整特殊ロープ、ゴム補強、複合材、耐熱繊維
アラミドパルプ・短繊維PPTA等をフィブリル化又は短繊維化高比表面積、機械的絡み合い補強、増粘、摩擦安定、耐摩耗ブレーキ材、ガスケット、摺動材、樹脂・ゴム補強

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種類

種類主成分又は形態長所短所主な用途
パラ系アラミド(PPTA)高配向PPTA連続繊維非常に高い引張強さ・弾性率、低密度、耐切創性圧縮・曲げ、紫外線、界面接着、吸湿に注意防弾・防護、ロープ、ケーブル、タイヤ、ベルト、FRP
共重合パラ系アラミドPPTA骨格へ第三成分等を導入疲労性、耐薬品性、加工性又は接着性を調整可能組成・グレード間の物性差が大きい特殊ロープ、ゴム補強、複合材、高耐久繊維
メタ系アラミド(PMIA)PMIA繊維耐熱、耐炎、耐熱老化、柔軟性パラ系より強度・弾性率が低い、吸湿する耐熱衣料、消防服、耐熱フィルター、電気絶縁材
アラミド紙・プレスボードm系短繊維とフィブリッド等耐熱絶縁、軽量、カレンダーによる緻密化湿度で誘電特性・寸法が変化、端面吸湿モーター、変圧器、発電機、ハニカムコア
アラミドパルプ主にp系を高度フィブリル化高比表面積、補強性、摩擦安定性、増粘性分散不良、粉じん、繊維凝集に注意ブレーキ、クラッチ、ガスケット、シール、樹脂・ゴム補強
アラミド短繊維・フロック所定長に切断したp系又はm系繊維混練しやすく、耐摩耗・強度・耐熱を付与配向、繊維折損、表面処理で物性が変わるコンパウンド、接着剤、コーティング、摩擦材
アラミド繊維強化複合材(AFRP)アラミド繊維+エポキシ等軽量、耐衝撃、疲労、振動減衰圧縮・層間特性、吸湿、加工面に注意航空宇宙、スポーツ、船舶、圧力容器、防護材
代表グレード区分
グレード区分主な改質又は形態代表的特徴主用途
高強度フィラメントp系、標準弾性率高強度と靱性のバランスロープ、タイヤコード、防護材
高弾性率フィラメントp系、高配向・熱延伸低伸度、高寸法安定性ケーブル、光ファイバー補強、複合材
耐疲労・高靱性フィラメント共重合p系等曲げ・繰返し負荷への耐久性を調整動索、ホース、ベルト
耐熱・難燃繊維m系難燃、耐熱老化、柔軟性防護衣、耐熱フィルター、シール
電気絶縁紙m系短繊維・フィブリッド高絶縁、耐熱、含浸性モーター、変圧器、電子部品
パルプp系フィブリル化物補強、増粘、摩擦安定ブレーキ、ガスケット、塗料、接着剤
短繊維・チョップp系又はm系樹脂・ゴムへの分散補強摺動材、成形材料、ゴム部品
表面処理・接着改良サイジング、酸化、プラズマ等マトリックス樹脂との界面接着を改善プリプレグ、ゴム補強、接着複合材
食品接触・医療用途向け用途別管理グレード法規・清浄度・溶出管理が可能な場合がある証明書及び用途別評価が必須
導電・帯電防止複合材導電フィラー又は表面処理併用静電気対策を付与材料群一般の性質ではなく個別設計

成形加工

加工方法適性理由・主な注意点
射出成形×アラミド単体は一般に溶融しない。短繊維・パルプ入りコンパウンドはマトリックス樹脂の条件で成形可能
押出成形×単体の溶融押出は不適。コンパウンド、シート又はプロファイルではマトリックス樹脂に従う
ブロー成形×単体では不適。繊維補強熱可塑性樹脂としては個別検討
インフレーション成形×単体では不適
Tダイフィルム成形×単体では不適。アラミドナノファイバー分散体等は別技術
真空成形・圧空成形×単体では不適。アラミド紙ハニカムと表皮材の複合化は可能
圧縮成形AFRP、摩擦材、パルプ充填熱硬化性材料で適用。繊維配向と含浸管理が重要
トランスファー成形短繊維又はプリフォームを用いる複合材で適用可能
溶液紡糸主要加工法。p系は乾湿式、m系は湿式又は乾式が代表的
抄紙・カレンダーm系短繊維、フィブリッド等から絶縁紙・ボードを形成
織編・組紐フィラメント及び紡績糸に適する。毛羽、曲げ半径、張力を管理
3Dプリント単体繊維の造形ではなく、短繊維複合フィラメント又は連続繊維複合方式で限定的
切削加工積層板・成形品は加工可能だが、毛羽立ち、層間剥離、工具摩耗に注意
接着未処理表面は接着しにくい。サイジング、プラズマ、プライマー、適切な樹脂選定が必要
塗装・印刷布・紙では可能。表面処理、含浸、インク・塗膜の柔軟性を確認
めっき・蒸着前処理又は導電化が必要。繊維・紙の耐熱、真空アウトガスも確認
レーザーマーキング炭化・変色を利用できる場合があるが、強度低下と発煙を確認
インサート・二次成形アラミド布、コード、プリフォーム又は紙を樹脂へ一体化可能。含浸と界面接着が重要

評価記号は、◎:非常に適する、○:適する、△:条件付き、×:一般に不適、-:評価困難である。アラミド繊維を配合したコンパウンドの成形性は、アラミドではなくマトリックス樹脂、繊維長、含有率及びサイジングによって決まる。

代表的な加工条件
項目一般的な条件又は適用注意点
予備乾燥繊維・パルプを樹脂へ混練する場合に推奨目安として105~120℃、2~4h。ただし製品のサイジング耐熱性とメーカー条件を優先
許容含水率用途依存高温コンパウンドでは気泡、加水分解、界面低下を避けるため低含水率管理が必要
PPTA重合低温溶液重縮合原料純度、等モル比、無水条件、反応熱及び副生HClを厳密に管理
PPTA紡糸ドープ濃硫酸系が代表的ポリマー濃度、温度、液晶性、濾過、脱泡及び滞留時間を管理
PPTA紡糸乾湿式紡糸が代表的口金、エアギャップ、凝固、洗浄、中和、延伸及び熱処理条件が物性を左右
PMIA重合・紡糸極性溶媒中の重縮合、湿式又は乾式紡糸残留溶媒、塩、凝固速度、延伸及び熱処理を管理
抄紙短繊維+フィブリッド等分散、濾水、坪量、繊維配向、カレンダー温度・圧力を管理
複合材含浸エポキシ、フェノール等低表面濡れ性、含浸不足、ボイド、層間接着を防止
射出シリンダー温度アラミド単体は該当なし短繊維コンパウンドではマトリックス樹脂メーカーの推奨条件を使用
金型温度・成形収縮率アラミド単体は該当なし複合材では繊維配向、繊維含有率及びマトリックス樹脂で異方性が生じる
アニール製品形態依存紙積層材、複合材又は樹脂コンパウンドの残留応力と寸法要求に応じて個別設定
接合・表面処理適性
方法適性理由・注意点
熱板・超音波・振動溶着×アラミド単体は溶融しない。熱可塑性マトリックス複合材では樹脂側の適性による
レーザー溶着熱可塑性マトリックスと光学設計が成立する複合材に限定
溶剤接着×一般的な溶剤で表面を溶解接着できない
接着剤接合エポキシ、ウレタン等を使用可能。脱脂、乾燥、粗化、プラズマ又はプライマーが有効
機械締結積層板では座面圧、端距離、穴周りの層間剥離及び毛羽立ちを管理
コロナ・プラズマ処理表面極性と濡れ性を改善しやすい。処理効果の経時低下を確認
化学酸化・プライマー界面接着を改善できるが、過処理による繊維強度低下を避ける
サイジングエポキシ、ゴム、熱可塑性樹脂等のマトリックスに合わせて設計する

代表的な物性値又は機械的性質

以下は材料群の比較用代表範囲であり、特定メーカーの保証値ではない。繊維、紙及び複合材は試験規格、繊度、撚り、含水状態、繊維方向、厚さ及び表面処理によって値が変化する。比較機能では標準状態と強化複合材を混在させず、数値、単位、試験条件及び材料状態を分離して扱う必要がある。

パラ系アラミド連続繊維の代表物性
項目単位代表値下限値上限値材料状態条件・規格信頼度備考
密度g/cm³1.441.431.47標準状態調節後代表的な高強度・高弾性率フィラメントA製品群で比較的狭い範囲
比重無次元1.441.431.47標準状態調節後23℃付近A密度と同等の数値
引張強さ・破断MPa320028003600標準状態調節後単繊維又は糸、製品規格依存A撚り、ゲージ長、繊度で変動
引張弾性率GPa8555145標準状態調節後初期弾性率、標準~高弾性率品A高弾性率グレードを含む
引張破断伸び%3.02.04.5標準状態調節後糸又は単繊維A高弾性率品ほど小さい傾向
吸湿率・標準雰囲気%4.53.57.023℃・50~65%RH調節後製品形態・仕上剤依存A乾燥状態とは区別する
融点該当なしデータなしデータなし絶乾溶融前に分解A一般に明確な融点を示さない
熱分解開始温度500450520絶乾空気又は不活性雰囲気で変動B測定法で差が大きい
連続使用温度180160200標準状態調節後荷重・寿命判定基準依存B保証値ではない
短時間耐熱温度350300400標準状態調節後短時間、無荷重の目安B強度保持を個別確認
限界酸素指数・LOI%292831標準状態調節後製品・試験法依存A難燃仕上げ等で変動
線膨張係数・繊維軸方向10⁻⁵/K-0.2-0.50.2標準状態調節後軸方向、温度範囲依存B小さい又は負値を示す場合がある
圧縮特性グレード依存データなしデータなし標準状態調節後複合材では繊維座屈・界面に支配C引張強さから推定しない
アイゾット衝撃強さkJ/m²該当なしデータなしデータなし連続繊維単体には適用困難A複合材として評価する
荷重たわみ温度・1.80 MPa該当なしデータなしデータなし繊維単体には適用困難A樹脂複合材のHDTを使用
体積抵抗率Ω・cmグレード依存データなしデータなし標準状態調節後繊維束、湿度、電極条件依存C一般に絶縁性だが含水で低下
メタ系アラミド繊維の代表物性
項目単位代表値下限値上限値材料状態条件・規格信頼度備考
密度g/cm³1.381.351.40標準状態調節後代表的なステープル又はフィラメントA製品形態で変動
引張強さ・破断MPa700500900標準状態調節後繊維・糸、規格依存Bパラ系より低い
引張弾性率GPa11717標準状態調節後初期弾性率B繊維形態で変動
引張破断伸び%251540標準状態調節後繊維・糸Bパラ系より高い
吸湿率・標準雰囲気%5.04.08.023℃・50~65%RH調節後製品形態・仕上剤依存B絶乾値と区別
融点該当なしデータなしデータなし絶乾溶融滴下せず分解A明確な融点を持たない
熱分解開始温度430400500絶乾雰囲気・昇温速度依存B測定法で変動
連続使用温度200180220標準状態調節後空気中、寿命判定基準依存B長期熱老化確認が必要
限界酸素指数・LOI%302732標準状態調節後製品・試験法依存A難燃性に優れる
UL 94燃焼性グレード依存データなしデータなし繊維材料のUL認証を個別確認C材料名だけでV-0等を断定しない
体積抵抗率Ω・cmグレード依存データなしデータなし標準状態調節後繊維集合体、湿度依存C絶縁紙のデータと混同しない
メタ系アラミド紙の代表物性
項目単位代表値下限値上限値材料状態条件・規格信頼度備考
密度g/cm³0.950.721.0823℃・50%RH調節後厚さ及びカレンダー処理依存A紙厚により異なる
引張強さ・機械方向MPa804013023℃・50%RH調節後厚さ・坪量・方向依存B横方向より高い傾向
引張破断伸び・機械方向%1052023℃・50%RH調節後厚さ・カレンダー依存B紙種で変動
絶縁破壊強さkV/mm30183423℃・50%RH調節後薄紙、短時間法の代表範囲A厚さ、電極、湿度で変動
比誘電率・1 kHz無次元2.32.03.1絶乾~高湿度1 kHz、湿度依存A吸湿で増加
体積抵抗率Ω・cm6×10162×10146×1016絶乾~高湿度乾燥時~約96%RHの代表値A湿度上昇で低下
熱伝導率W/(m・K)0.140.1030.175乾燥状態約150℃、厚さ依存A面直方向の代表範囲
限界酸素指数・LOI%292732標準状態調節後室温付近、紙厚依存A難燃性に優れる
連続使用温度220180220標準状態調節後電気絶縁システム認定は個別確認A紙単体とシステム認定を区別
吸水率・24時間%グレード依存データなしデータなし水中浸漬後厚さ・端面・カレンダー依存C用途別測定を推奨
複合材・強化材としての注意

アラミド繊維強化エポキシ、フェノール又は熱可塑性樹脂の密度、曲げ弾性率、アイゾット衝撃強さ、HDT、成形収縮率、摩擦係数及び電気特性は、繊維含有率、繊維長、配向、積層構成、含浸率、ボイド、サイジング及びマトリックス樹脂で決まる。したがって、AFRP又は短繊維コンパウンドの値をアラミド繊維単体の代表値として登録してはならない。

耐薬品性

薬品名濃度温度接触条件評価主な劣化形態・備考
23℃7日浸漬、無応力吸湿・寸法変化。長期では界面や仕上剤を確認
温水80℃168h浸漬、無応力加水分解、強度低下、複合材界面劣化に注意
水蒸気飽和100℃以上反復又は長時間高温湿熱で加水分解が促進。オートクレーブ用途は実測必須
塩水・海水3~5%相当23℃7日浸漬、無応力繊維自体は概ね安定。金属との複合系、界面、乾湿反復を確認
塩酸10%23℃7日浸漬、無応力酸加水分解。濃度・温度上昇で悪化
硫酸10%23℃短時間~7日希酸でも長期強度低下に注意
濃硫酸濃厚室温~加温接触×PPTAの紡糸溶媒となり得る。溶解又は著しい劣化
硝酸10%23℃短時間~7日×酸化性と酸加水分解による劣化
酢酸10%23℃7日浸漬低温・希薄では比較的安定。高温濃厚条件は要確認
水酸化ナトリウム10%23℃7日浸漬、無応力アルカリ加水分解。高温・高濃度で悪化
水酸化カリウム10%23℃7日浸漬、無応力NaOHと同様に長時間・高温で注意
アンモニア水10%23℃7日浸漬概ね使用可能だが高濃度・高温では確認
エタノール99%以下23℃7日浸漬一般に影響が小さい。仕上剤抽出は確認
IPA99%以下23℃7日浸漬一般に影響が小さい
グリセリン23℃7日浸漬一般に良好。高温条件は別途確認
MMB(3-メトキシ-3-メチル-1-ブタノール)23℃7日浸漬繊維本体は概ね安定と考えられるが、公開実測が限定的
トルエン23℃7日浸漬一般に膨潤・溶解しにくい
キシレン23℃7日浸漬一般に良好
ヘプタン23℃7日浸漬一般に良好
ガソリン市販相当23℃7日浸漬混合成分、芳香族分、添加剤、応力を確認
アセトン23℃7日浸漬繊維本体は比較的安定だが、サイジングや複合材樹脂を侵す場合がある
MEK23℃7日浸漬アセトンと同様に界面・仕上剤を確認
酢酸エチル23℃7日浸漬一般に繊維本体への影響は小さいが、仕上剤抽出に注意
THF23℃短時間~7日繊維本体は比較的安定。複合材マトリックスを優先評価
ジクロロメタン23℃短時間~7日繊維本体は比較的安定。樹脂、接着剤、仕上剤への影響に注意
鉱油・潤滑油23~100℃浸漬一般に良好。高温酸化油や添加剤を確認
ブレーキ液・グリコール系23~100℃浸漬高温・吸水状態・添加剤の影響を確認
次亜塩素酸ナトリウム0.1~1%有効塩素相当23℃反復接触×酸化劣化、強度低下、変色の可能性
過酸化水素3~10%23℃短時間~7日酸化劣化。高濃度・高温で悪化
中性洗剤使用濃度23~60℃反復洗浄界面活性剤、アルカリビルダー、漂白剤の有無を確認

上表は材料群としてのスクリーニング評価であり、保証値ではない。特に繊維表面のサイジング、染料、難燃仕上げ、複合材マトリックス、接着剤及び金属部材が先に劣化する場合がある。実使用では薬品濃度、温度、接触時間、応力、乾湿反復、洗浄方法及び強度保持率を確認する。

SP値(溶解度パラメータ)
対象代表値又は範囲単位注意信頼度
芳香族ポリアミドの参考SP値27~30MPa1/2推定・文献範囲。高結晶性、強い水素結合及び溶解時の反応性のため単一値への一般化は困難D
PPTA約28~30MPa1/2濃硫酸等の特殊溶媒を必要とする。通常溶剤に対する実用溶解性を単純SP差で表せないD
PMIA約27~29MPa1/2極性アミド系溶媒と塩を組み合わせた溶液系が用いられる場合があるD

芳香族ポリアミドは分子間水素結合、芳香族骨格、結晶性、分子配向及び高分子量の影響が強く、SP値が近いだけでは溶解しない場合が多い。また、濃硫酸のようにプロトン化や強い溶媒和を伴う系、塩添加アミド系溶媒などは単純なHildebrand SP値では扱いにくい。SP値は一次スクリーニングに限定し、実測耐薬品性を優先する。

溶解性の目安
SP値差 Δδ(MPa1/2溶解・膨潤の目安判定芳香族ポリアミドでの注意
0~2膨潤・軟化しやすい×低結晶性の一般高分子に対する目安。アラミドでは近接しても溶解しないことがある
2~5条件により膨潤する温度、塩、酸・塩基、含水、結晶性及び表面処理を確認
5~8短時間接触では比較的安定長時間、高温、応力下及び反応性薬品では別評価
8以上溶解・膨潤しにくい酸化、加水分解、界面劣化などSP以外の反応を除外できない
SP値から見た耐溶剤性
溶剤SP値(MPa1/2アラミドとの差の目安評価注意点
47.918~21SP差は大きいが吸湿・高温加水分解は別問題
メタノール29.60~2.5SP値は近いが高結晶性のため通常は溶解しにくい。長期吸湿・仕上剤抽出を確認
エタノール26.01~4通常は溶解しにくい。SP単独では過大評価
IPA23.53.5~6.5一般に良好
アセトン20.07~10繊維本体よりサイジング・マトリックス樹脂を確認
MEK19.08~11一般に膨潤しにくい
酢酸エチル18.29~12一般に膨潤しにくい
THF18.58.5~11.5一般に膨潤しにくい
トルエン18.29~12一般に良好
ヘプタン15.312~15一般に良好
ジメチルホルムアミド(DMF)24.82~5SPは比較的近いが、単独常温での溶解性はポリマー種・塩・温度依存
N-メチル-2-ピロリドン(NMP)23.14~7PMIA系では塩添加等の条件により溶解系を形成し得る
濃硫酸高極性・反応性系単純比較不可×PPTAを溶解可能。反応性のためHildebrand SP差評価対象外

評価基準は、◎:非常に良好、○:概ね良好、△:注意が必要、×:不適である。上表の評価はSP差だけで機械的に決めず、芳香族ポリアミドの結晶性、配向、反応性及び公開耐薬品性知見を反映したスクリーニングである。溶剤接触後の質量変化だけでなく、引張強度保持率、毛羽、界面接着及び寸法変化を確認する。

製法

芳香族ポリアミド 合成式(一般)
芳香族ポリアミドの代表的な製造工程 パラ系PPTAとメタ系PMIAについて、原料から重合、紡糸、後加工までを示す工程図 芳香族ポリアミドの代表的な製造工程 パラ系アラミド(PPTA)の代表工程 p-フェニレンジアミン 芳香族ジアミン テレフタロイルクロリド 芳香族ジ酸塩化物 低温溶液重縮合 無水・低温条件 副生HClを制御 高分子量PPTAを得る 紡糸ドープ調製 濃硫酸等へ溶解 液晶性ドープを調整 濾過・脱泡 乾湿式紡糸 エアギャップ延伸 凝固・水洗・中和 分子鎖を高配向化 熱処理・表面処理 乾燥・熱延伸 サイジング付与 製品形態へ加工 フィラメント・短繊維 パルプ・織布・プリプレグ メタ系アラミド(PMIA)の代表工程 m-フェニレンジアミン 芳香族ジアミン イソフタロイルクロリド 芳香族ジ酸塩化物 溶液重縮合 極性溶媒中で重合 塩・副生成物を制御 紡糸用溶液へ調整 湿式又は乾式紡糸 凝固・溶媒除去 水洗・延伸・乾燥 用途別に熱処理 繊維・紙・ボード加工 短繊維・フィブリッド化 抄紙・カレンダー・積層 絶縁紙・ハニカム等 工程条件はメーカー、ポリマー組成、目標繊度及び製品形態により異なる。図は代表的な経路である。
原料及び重合
ポリマー代表的な反応式重合上の要点
PPTAn H2N−C6H4−NH2 + n ClCO−C6H4−COCl → [−NH−C6H4−NH−CO−C6H4−CO−]n + 2n HClp-フェニレンジアミンとテレフタロイルクロリドの低温溶液重縮合。等モル比、純度、水分及び反応熱を管理
PMIAn H2N−m-C6H4−NH2 + n ClCO−m-C6H4−COCl → [−NH−m-C6H4−NH−CO−m-C6H4−CO−]n + 2n HClm-フェニレンジアミンとイソフタロイルクロリドの溶液重縮合。溶媒、塩、粘度及び残留成分を管理
共重合アラミド芳香族ジアミン又は芳香族ジ酸塩化物の一部を第三成分へ置換溶解性、配向性、疲労性、弾性率、染色性、接着性などを調整。組成は製品ごとに異なる
紡糸及び後加工
  • PPTAは重合後に高濃度の強酸系溶媒へ溶解し、液晶性紡糸ドープを調製する。乾湿式紡糸、凝固、水洗、中和、乾燥及び熱延伸によって高配向繊維を得る。
  • PMIAは重合溶液又は再溶解液から湿式又は乾式紡糸し、凝固、溶媒除去、延伸、乾燥及び熱処理を行う。
  • 用途に応じて撚糸、織編、短繊維化、フィブリル化、パルプ化、サイジング、樹脂含浸又は抄紙を行う。
  • アラミド紙は短繊維とフィブリッド等を水中分散して抄紙し、乾燥後にカレンダー処理で緻密化する。
  • 短繊維コンパウンドでは繊維長と分散を確保しつつ、過大なせん断による繊維折損及びサイジング熱劣化を避ける。
添加剤・表面処理・強化材

製品には、紡糸油剤、サイジング剤、帯電防止剤、着色剤、撥水・撥油処理、難燃仕上げ又は接着促進処理が用いられる場合がある。複合材ではエポキシ、フェノール、ビニルエステル、熱可塑性樹脂又はゴムをマトリックスとし、ガラス繊維、炭素繊維、無機フィラーとハイブリッド化する場合がある。添加剤及び表面処理は耐薬品性、接着性、吸湿、アウトガス及び法規適合性に影響するため、製品仕様書を確認する。

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詳細な利用用途

分野代表用途採用理由主な注意点
自動車タイヤコード、ホース、ベルト、ブレーキパッド、クラッチ、ガスケット、遮熱材高比強度、耐疲労、耐熱、摩擦安定性ゴム・樹脂との接着、吸湿、高温薬液、摩耗粉を確認
電気・電子モーター・変圧器絶縁紙、スロットライナー、コイル絶縁、ケーブル補強、ハニカム耐熱絶縁、低密度、難燃性湿度による誘電特性低下、含浸ワニス適合性、部分放電を確認
機械部品軸受、ブッシュ、摺動材、シール、ガスケット、摩擦材耐摩耗、補強、耐熱、低摩擦化相手材、荷重、速度、潤滑、繊維配向、摩耗粉を確認
航空宇宙ハニカムコア、サンドイッチ構造、内装、防護材、ケーブル補強軽量、耐衝撃、難燃、疲労吸湿、圧縮、層間剥離、燃焼・発煙規格、品質保証が重要
防護・安全防弾材、耐切創手袋、消防服、耐熱服、ヘルメット高エネルギー吸収、耐切創、耐炎紫外線、洗濯、汗、折曲げ、経時劣化及び多層構成を確認
ロープ・ケーブル係留索、動索、アンテナ支線、光ファイバー補強、電力ケーブル軽量、高強度、低伸度、電気非導電曲げ半径、圧縮疲労、クリープ、端末定着、吸水を確認
建築・土木耐震補強シート、コンクリート補強、膜材、ケーブル軽量、耐腐食、施工性樹脂含浸、アルカリ、紫外線、火災、長期接着耐久性を確認
医療補強コード、特殊織物、複合部材軽量、高強度、非金属生体適合、滅菌、抽出物、粒子、個別規制適合が必須
食品機械摩擦材、シール補強、ベルト補強、耐熱フィルター耐熱、摩耗、繊維補強食品接触認証、繊維脱落、洗浄薬品、蒸気殺菌を確認
ろ過・集じん高温バグフィルター、乾燥機・排ガスフィルター耐熱、難燃、寸法安定酸性ガス、アルカリ粉じん、加水分解、結露、洗浄条件を確認
スポーツ・レジャーラケット、スキー、釣竿、ヘルメット、船舶部材軽量、衝撃吸収、振動減衰圧縮、層間接着、紫外線、吸水、修理性に注意
塗料・接着剤・コーティングアラミドパルプ又は短繊維による補強・増粘耐摩耗、クラック抑制、チキソ性付与分散、毛羽、沈降、粘度、塗膜表面、粉じん対策が必要
用途別選定
用途適性選定理由注意点
ギア短繊維コンパウンド又は積層材で限定的歯元疲労、摩耗、繊維配向、相手材を実機確認
軸受・ブッシュパルプ・短繊維入り摺動複合材に適するPV値、摩擦係数、摩耗粉、潤滑条件を確認
ローラー・摺動板耐摩耗補強材として有効表面粗さ、荷重、速度、温度、相手材を確認
ねじ・ボルト・ナットAFRP又は成形コンパウンドで可能ねじ山圧縮、トルク、吸湿、クリープを確認
ポンプ・バルブ部品補強複合材として限定的薬液、圧力、温度、摩耗、シール面を確認
シール・ガスケットパルプ補強、耐熱、耐摩耗に有効圧縮復元、漏れ、薬品、繊維脱落、相手面を確認
Oリング×アラミド単体はエラストマーではないゴムの補強繊維としては使用可能
チューブ・ホース編組補強又はコード補強に適する曲げ疲労、端末、接着、内外面薬品を確認
配管・タンクAFRP補強材として可能ライナー、透過、層間接着、長期圧力を確認
フィルム・シート一般溶融フィルムは不可。紙、薄葉、ナノファイバー膜は可能厚さ均一性、吸湿、ピンホール、加工法を確認
ボトル・容器×単体のブロー成形ができない複合容器の補強層としては可能
電気コネクタ・ソケット単体ではなく耐熱複合材又は絶縁紙として使用寸法、吸湿、CTI、成形性、端子保持力を確認
絶縁部品メタ系紙・ボードが高耐熱絶縁に適する湿度、部分放電、含浸ワニス、厚さを確認
電子部品筐体・一般筐体積層材又は複合材として限定的外観、成形性、EMI、難燃認証を確認
透明カバー・レンズ×不透明で光学透明性を持たない該当なし
自動車内装耐熱不織布、防音・防護、複合材に適するVOC、発煙、摩耗、色、コストを確認
自動車外装補強材として可能紫外線、吸湿、塗装、衝撃、表面外観を確認
エンジンルーム部品耐熱補強、ホース、ベルト、シールに適する熱油、冷却液、振動、疲労、接着を確認
燃料系部品ホース・タンク補強層として可能燃料組成、透過、接着、静電気、法規を確認
食品機械部品適合グレードの複合材又はフィルターに限定食品接触証明、洗浄、蒸気、繊維脱落を確認
医療機器部品個別認証グレードに限定ISO 10993、滅菌、抽出物、トレーサビリティが必要
半導体製造装置部品耐熱絶縁又は補強材として限定アウトガス、発塵、薬液、純度、吸湿を確認
真空装置部品低密度補強材として可能吸湿脱ガス、接着剤、サイジング、TML/CVCMを確認
建築部材・屋外部品補強シート、ケーブル、膜材に適用紫外線、水分、アルカリ、火災、長期接着を確認
接着剤・塗料・コーティングパルプ・短繊維で補強、増粘、耐摩耗付与分散、粘度、表面粗さ、繊維露出を確認
複合材料マトリックス×通常は強化繊維でありマトリックスではない特殊なアラミドナノファイバー膜等は別扱い
複合材料強化材軽量、高強度、衝撃吸収に優れる圧縮、界面、吸湿、加工損傷を確認

上表は材料群としての一般的な適性である。実使用では、p系又はm系、製品形態、グレード、繊維含有率、マトリックス樹脂、荷重、温度、薬品、湿度、寿命、法規制及び成形条件を確認する。

寸法精度・設計特性

設計項目一般的傾向実務上の注意
成形収縮繊維単体・紙では一般的な射出成形収縮率は該当なし。複合材はマトリックスと繊維配向に依存流動方向と直角方向を別測定する
異方性連続繊維、織物、紙は方向依存性が大きい0°、90°、面内、厚さ方向を分離して設計する
反り積層非対称、含浸むら、乾燥差、吸湿差で反りが生じる対称積層、均一乾燥、含水管理、治具を検討する
吸湿寸法変化アミド基により吸湿し、紙・複合材の寸法と電気特性が変化使用湿度で調湿後に測定する
熱寸法変化繊維軸方向の線膨張は小さいが、マトリックス及び横方向は大きい複合則だけでなく実積層体を測定する
クリープ軸方向は小さいが、ロープの構造伸び、樹脂クリープ、界面すべりが支配する場合がある温度・応力・時間を設定した長期試験を行う
圧縮・座屈パラ系は引張に比べ圧縮が弱く、キンクバンドを生じやすい曲げ、圧縮、穴周り、端末定着を重点評価する
ウェルド・継手強度短繊維コンパウンドではウェルド部で繊維配向が不連続実部品のウェルド位置と締結部を試験する
ノッチ感受性繊維切断、端面毛羽、層間剥離が破壊起点となる穴あけ品質、端面封止、R付けを行う
設計許容応力短時間引張強さをそのまま許容応力に使用できない環境低減係数、疲労、クリープ、接着、ばらつきを含む安全率を設定する

品質・成形不良

不良発生工程・現象主な原因主な対策
毛羽立ち切断、織編、穴あけ時のフィブリル化刃物摩耗、送り不適、繊維保持不足鋭利な専用工具、支持治具、切削条件最適化、端面封止
層間剥離AFRP積層板の穴あけ・衝撃・圧縮界面接着不足、ボイド、過大送り、端面応力含浸改善、サイジング適合、バックアップ材、段階加工
含浸不良・ボイドプリプレグ、RTM、圧縮成形繊維束濡れ不足、高粘度、脱泡不足低粘度化、真空脱泡、圧力・温度・流路を最適化
繊維凝集パルプ・短繊維コンパウンド分散不足、投入順序不適、含水、静電気予備分散、適切なフィード、混練条件、乾燥管理
繊維折損混練・射出時過大せん断、長い滞留、狭いゲート低せん断スクリュー、穏やかな混練、ゲート拡大
表面繊維浮き短繊維成形品・塗膜高含有率、充填不良、樹脂不足、配向樹脂量、金型温度、射出速度、表面層設計を調整
変色・黒点高温乾燥、熱処理、複合材成形過熱、長時間滞留、酸化、汚染温度・滞留管理、不活性化、清掃、原料保管改善
吸湿起因の気泡高温コンパウンド・含浸乾燥不足、保管中の再吸湿密閉乾燥、露点管理、使用直前開封、含水率測定
紙の厚みむら抄紙・カレンダー分散、坪量、圧力、温度の不均一スラリー管理、オンライン厚み測定、カレンダー均一化
接着不良ゴム・樹脂・塗膜との界面不適切なサイジング、汚染、低濡れ性、吸湿脱脂・乾燥、プラズマ、プライマー、接着剤選定、ピール試験

注意点・劣化及び故障モード

劣化現象発生しやすい条件外観又は性能への影響予防策推奨確認試験
熱酸化劣化高温空気、長時間暴露褐変、脆化、引張強度低下温度低減、酸素遮断、耐熱仕上げ、交換周期設定熱老化後の強度・伸び保持率
紫外線劣化屋外、日光、短波長UV表面退色、毛羽、強度低下遮光被覆、UV吸収層、顔料、保護ジャケットキセノンアーク又はUV促進試験
加水分解高温水、蒸気、酸又はアルカリ分子量低下、強度低下、毛羽温度・pH管理、乾燥、耐水被覆、交換管理温水・蒸気・pH別浸漬後の強度測定
吸湿高湿度、水接触質量増加、寸法変化、誘電特性低下調湿、乾燥、封止、端面処理吸水率、平衡吸湿、寸法・絶縁測定
圧縮・キンク破壊曲げ、圧縮、局部座屈フィブリル座屈、複合材圧縮強度低下積層最適化、支持、曲げ半径確保、ハイブリッド化圧縮、曲げ、CAI試験
疲労破壊ロープ、ベルト、ホース、振動部内部摩擦、フィブリル損傷、界面剥離曲げ半径、張力、端末、潤滑・被覆最適化実荷重スペクトル疲労試験
クリープ・構造伸び長期張力、高温長さ増加、端末すべり、張力低下初期ストレッチ、端末設計、長期許容応力設定温度別クリープ・応力緩和試験
界面剥離複合材、接着、ゴム補強濡れ不足、サイジング不適合、吸湿、熱サイクル表面処理、適合サイジング、乾燥、含浸改善ILSS、ピール、DMA、断面観察
薬品膨潤・溶解強酸、特殊溶媒質量変化、表面損傷、溶解薬品隔離、濃度・温度低減、耐薬品被覆実薬品浸漬と強度保持率
酸化剤劣化次亜塩素酸塩、過酸化物、硝酸変色、表面酸化、強度低下酸化剤回避、短時間化、十分な水洗有効濃度別反復暴露試験
摩耗・毛羽発生摺動、ロープ接触、切断面繊維粉・毛羽、寸法減少表面被覆、相手材平滑化、潤滑、端面処理摩耗量、発塵、摩擦係数測定
アウトガス真空、高温、乾燥不足質量減少、汚染、臭気予備乾燥、低アウトガス仕上剤、ベークTML、CVCM、GC-MS又は用途別分析
燃焼・熱分解ガス火災、局所過熱煙、CO、窒素含有分解ガス等換気、火源管理、難燃システム設計用途規格に基づく燃焼・発煙・毒性試験
滅菌劣化蒸気、酸化剤、放射線強度、色、表面、抽出物の変化滅菌法選定、回数制限、保護包装反復滅菌後の強度・溶出・生体適合性
環境応力割れ・界面破壊

アラミド繊維単体は、PCやPMMAのような典型的な環境応力割れを示す材料ではないが、強酸・強アルカリ・高温湿熱下で張力又は曲げ応力が加わると、化学劣化とフィブリル損傷が相乗する。複合材では、マトリックス樹脂の環境応力割れ、吸湿膨張差及び界面剥離が先行する場合がある。残留応力、ノッチ、端末、曲げ半径、繊維方向、サイジング及び薬品接触を組み合わせた実部品試験が必要である。

難燃性

項目一般的傾向注意点
限界酸素指数・LOIp系:約28~31%、m系:約27~32%が代表範囲繊維、紙、厚さ、仕上剤、含水状態で変動
UL 94材料群として一律の等級は設定不可認証グレード、試験片厚さ、色及び複合材構成をUL Yellow Card等で確認
溶融滴下一般に溶融前に炭化・分解し、溶融滴下しにくい炎、熱流束、厚さ及び複合材樹脂で挙動が異なる
ハロゲン含有ポリマー主鎖は一般にハロゲンを必須成分としない仕上剤、難燃剤、着色剤及び複合材樹脂を個別確認
燃焼時発生ガスCO、CO₂、窒素含有分解生成物等が生じ得る密閉空間では発煙量・毒性を用途規格で評価する

電気的性質

項目単位代表値又は傾向注意点
体積抵抗率Ω・cm繊維:グレード依存、乾燥アラミド紙:約1016湿度上昇で大きく低下する場合がある
絶縁破壊強さkV/mmアラミド紙:約18~34厚さ、電極、含水、試験法に依存
比誘電率・1 kHz無次元乾燥アラミド紙:約2.3高湿度で約3程度へ上昇する例がある
比誘電率・高周波無次元製品形態・周波数依存繊維、紙、樹脂含浸材を分離して測定
誘電正接無次元データなし又はグレード依存周波数、温度、湿度を必ず付記
CTIVグレード依存紙単体、含浸材、成形複合材で異なる
帯電性絶縁性のため静電気を帯びる場合がある粉体・パルプ工程では接地、除電、粉じん管理が必要
導電性アラミド単体は一般に非導電導電コーティング又はフィラー複合材は個別評価

耐候性・環境耐久性

項目評価一般的傾向対策・確認
紫外線耐候性パラ系はUVで表面劣化・強度低下を生じ得る被覆、顔料、UV遮蔽、屋外促進試験
熱老化性高耐熱であるが、空気中高温では徐々に酸化劣化要求寿命の温度で強度保持率を測定
湿熱老化性吸湿と加水分解、複合材界面低下に注意85℃85%RH等は用途に応じて設定
耐加水分解性常温水では概ね良好だが、高温・酸・アルカリで低下温度・pH・時間別の強度保持率を確認
耐オゾン性繊維本体は比較的良好と考えられるゴム、仕上剤、コーティングを含む系で確認
耐放射線性線量・雰囲気で架橋又は鎖切断が起こり得る医療・原子力用途は線量別実測が必要
耐蒸気・耐沸騰水性長時間又は反復で加水分解・界面劣化100℃以上の反復サイクル試験を行う
凍結融解耐久性繊維自体は低温特性に優れる含水複合材の界面、微小亀裂、寸法を確認

法規制・認証

規制・認証一般的な位置付け確認事項
RoHS一般に対応可能な製品が多い特定有害物質の含有は仕上剤、顔料、添加剤及び製造拠点を含む適合証明書で確認
REACH・SVHC一般に対応可能な製品がある候補物質リスト更新、仕上剤及び副資材を含めて個別確認
ELV自動車用途向け製品で対応可能な場合がある自動車メーカー規格及びIMDS登録を確認
PFAS関連規制ポリマー主鎖は通常フッ素を必須としない撥水・撥油仕上げ、加工助剤、コーティングにPFASを含む可能性があるため個別確認
TSCA・各国化学物質登録登録済み製品が多いが個別確認が必要ポリマー免除、用途制限、輸入地域、添加剤を確認
EU食品接触・FDA・日本食品衛生法適合グレードが存在する可能性がある材料名だけでは適合しない。接触食品、温度、時間、抽出条件及び最終製品を確認
USP Class VI・ISO 10993医療用途向け個別製品で評価される場合がある標準工業グレードへ一般化しない。滅菌法、抽出物、変更管理が必要
UL認証絶縁紙・絶縁システム・複合材で認証例がある製品番号、厚さ、色、温度指数及びシステム構成を確認
鉄道・航空燃焼規格用途別適合品が存在する発煙、毒性、熱放出、積層構成及び表皮材を含めて評価
ハロゲンフリーポリマー骨格は一般にハロゲンを必須としない仕上剤、難燃剤、顔料及び複合材樹脂を含む分析・証明が必要
リサイクル表示統一的な汎用樹脂識別コードは限定的複合材、繊維、紙を分別し、地域の処理制度を確認

規制適合は、メーカー、製品番号、色、仕上剤、添加剤、製造拠点、用途、使用温度及び接触条件によって異なる。「材料群として一般に対応可能」と「特定グレードが認証取得済み」を区別し、最新の適合宣言書、SDS、技術資料及び変更通知を確認する。

環境・リサイクル性

項目一般的な位置付け
熱可塑性又は熱硬化性高分子分類上は線状ポリアミドであるが、多くは溶融前に分解し、一般的な再溶融成形は困難
マテリアルリサイクル繊維端材の短繊維化、パルプ化、フェルト化、補強材化が可能な場合がある。品質低下と汚染を管理
ケミカルリサイクル加水分解・溶解・分解回収の研究例はあるが、汎用的な商業ルートは限定的
サーマルリサイクル窒素を含むため、適切な高温燃焼、排ガス処理及び地域法令が必要
再生材利用再生パルプ、短繊維、摩擦材、複合材補強へ利用可能。繊維長、強度、仕上剤、異物を確認
バイオベース一般的な商用品は石油由来芳香族原料が中心。バイオベースは個別製品・研究段階を確認
生分解性・コンポスト一般に生分解性又はコンポスト適合材料ではない
LCA上の特徴製造エネルギーは大きい一方、軽量化、長寿命化、金属代替により使用段階の便益が得られる場合がある
分別上の注意樹脂、ゴム、金属、コーティングとの複合化で分離が難しくなる。設計段階で解体・回収方法を検討

価格・供給性

項目相対評価補足
相対価格高価格~極めて高価格標準ナイロン、ポリエステル、ガラス繊維より高価。高弾性率、航空宇宙、特殊表面処理品はさらに高い
汎用的な流通性中程度主要メーカーと専門商社から入手可能だが、一般樹脂ペレットほど広範ではない
国内入手性良好~中程度フィラメント、短繊維、パルプ、紙、織物、板材など形態別に供給者が異なる
少量購入限定的織物、紙、パルプは小口販売がある一方、工業用原糸は最小ロットが大きい場合がある
供給形態多様糸、トウ、ステープル、フロック、パルプ、紙、プレスボード、織物、不織布、プリプレグ、成形材
特注仕様多い繊度、撚り、表面処理、色、紙厚、坪量、樹脂含浸、規格認証で特注となる場合がある
価格変動要因大きい原料、エネルギー、為替、ロット、表面処理、認証、加工度、地域及び需給で変動

関連材料との比較

比較材料特徴芳香族ポリアミドとの違い
ポリアミド66(PA66)溶融成形可能な脂肪族ポリアミド射出・押出が容易で低価格。アラミドは耐熱、比強度、難燃性で優れるが溶融成形困難
液晶ポリマー(LCP)高流動・高耐熱の溶融成形樹脂LCPは精密射出に適する。p系アラミドは繊維軸方向の強度・弾性率が高い
ポリフェニレンサルファイド(PPS)耐薬品・難燃・寸法安定に優れるスーパーエンプラPPSは射出成形部品向け。アラミドは繊維・紙・補強材として軽量高強度
ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)高耐熱・高耐薬品の溶融成形樹脂PEEKは部品・マトリックス樹脂に適する。アラミドは補強繊維として衝撃吸収と軽量性に優れる
ポリエーテルイミド(PEI)非晶性、難燃、透明性を持つ耐熱樹脂PEIは射出・押出可能。m系アラミド紙はより高温の電気絶縁・柔軟シートに適する
ポリイミド(PI)非常に高い耐熱・電気絶縁性PIはフィルム、ワニス、成形材に適する。アラミドは高強度繊維・紙として加工性と靱性が異なる
ポリアミドイミド(PAI)高強度・耐熱・耐摩耗の成形材・コーティングPAIは切削・成形部品向け。アラミドは連続繊維補強と軽量構造向け
アラミド繊維強化プラスチック(AFRP)アラミド繊維と樹脂の複合材料アラミド繊維単体に対し、AFRPは成形品として圧縮、曲げ、層間、HDT等をマトリックス込みで評価する
材料比較用5段階評価
評価項目スコア評価理由
引張強度5p系連続繊維は非常に高い。m系は中程度
剛性5p系高弾性率品は非常に高いが、m系繊維・紙は低い
衝撃強度5繊維・積層体としてエネルギー吸収に優れる
耐熱性5溶融前に分解し、m系は高温絶縁に広く使用
低温特性5極低温でも脆化しにくい繊維用途がある
耐薬品性4油・溶剤に良好だが、強酸・強アルカリ・酸化剤に弱い
耐候性2UV保護なしでは特にp系の強度低下に注意
耐加水分解性3常温水は概ね良好だが、高温湿熱・酸・アルカリで低下
寸法安定性4繊維軸方向は優れるが、吸湿と積層異方性に注意
低吸水性2アミド基により吸湿する
摺動性3パルプ・短繊維複合材で有効だが条件依存
耐摩耗性4摩擦材・摺動補強材として優れる
電気絶縁性5特にm系アラミド紙は高耐熱絶縁に優れる
難燃性5高LOIで溶融滴下しにくい
透明性1一般に不透明
成形加工性1単体は一般的な溶融成形ができない
切削加工性2毛羽・層間剥離・工具摩耗が生じやすい
接着性2未処理表面は接着しにくく表面処理が必要
リサイクル性2再溶融不可。短繊維化・パルプ化は可能
価格優位性1汎用樹脂・一般補強繊維より高価

スコアは5:非常に優れる、4:優れる、3:標準的、2:やや劣る、1:劣る、0:評価不能である。材料群全体の一般傾向であり、p系、m系、紙、パルプ及び複合材の最高性能を一律に示すものではない。

代表的なメーカー

メーカー代表製品・ブランド概要
東レ・デュポン株式会社/DuPontKevlar、Nomexp系アラミドKevlar及びm系アラミドNomexを展開。繊維、パルプ、紙等は地域・法人別に供給
Teijin Aramid B.V./帝人グループTwaron、Technora、Teijinconexp系アラミド、共重合p系、高耐熱m系繊維及び関連製品を展開
Kolon Industries, Inc.Heracronp系アラミドフィラメント、パルプ、短繊維等を展開
Hyosung Advanced Materials CorporationALKEXp系アラミド繊維を展開
Yantai Tayho Advanced Materials Co., Ltd.Newstar、Metastar等p系及びm系アラミド繊維・関連材料を展開

製品名、供給地域、グレード、表面処理、認証及び販売主体は変更される場合がある。採用時はメーカー又は正規販売窓口の最新技術資料、SDS、適合証明書及び供給仕様を確認する。

推奨確認試験

試験推奨条件時間・回数の例確認項目
実薬品浸漬試験実液、使用濃度、最低・常用・最高温度24h、168h、500h等質量、外観、寸法、引張強度・伸び保持率
応力負荷下薬品試験実部品の張力、曲げ半径、圧縮又は締結状態実使用相当以上破断、毛羽、界面剥離、強度保持率
高温高湿試験例:85℃・85%RH。ただし用途に合わせる500~2000h又は寿命相当吸湿、寸法、絶縁、接着、強度
熱老化試験連続使用温度及び上限温度複数温度・複数時間色、質量、引張強度、伸び、絶縁特性
熱水・蒸気試験80~100℃水、飽和蒸気又は実滅菌条件反復サイクル加水分解、界面、寸法、強度
紫外線促進耐候試験キセノンアーク又はUV、湿潤を組合せ用途相当照射量色差、毛羽、引張強度保持率
ヒートサイクル試験最低~最高使用温度、必要に応じ湿度併用100~1000サイクル等反り、層間剥離、接着、寸法
クリープ・応力緩和実使用温度、荷重、安全率を設定1000h以上又は寿命外挿伸び、張力低下、端末すべり
疲労試験実荷重波形、曲げ半径、周波数105~107回等残存強度、毛羽、内部損傷
摩耗・摩擦試験相手材、粗さ、荷重、速度、温度、潤滑実機相当摩擦係数、比摩耗量、発塵
接着・界面試験使用樹脂、サイジング、表面処理、吸湿前後初期・熱湿後ピール、ILSS、引抜き、破壊形態
電気絶縁試験乾燥、標準湿度、高湿度、使用周波数初期・熱湿後絶縁破壊、体積抵抗、誘電率、誘電正接
難燃・発煙試験規格厚さ、積層構成、実仕上げ該当規格燃焼、熱放出、発煙、毒性
アウトガス試験真空度、温度、時間を用途に合わせる例:24h以上TML、CVCM、凝縮物、GC-MS
実成形・実部品耐久試験量産材料、量産設備、実寸形状寿命相当成形欠陥、寸法、強度、機能、ばらつき

推奨条件は用途に合わせて設定する。試験片と実部品では繊維配向、端面、曲げ半径、接着面、残留応力及び熱容量が異なるため、最終判断は実部品で行う。

関連キーワード

芳香族ポリアミド アラミド Aramid PPTA PMIA アラミド繊維強化プラスチック ポリアミド PA66 ポリイミド ポリアミドイミド ポリエーテルイミド PEEK PPS LCP スーパーエンプラ 耐熱繊維 電気絶縁紙 アラミドパルプ 溶液紡糸 乾湿式紡糸 加水分解 環境応力割れ 耐薬品性 SP値 UL 94 限界酸素指数

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