現行画面では、混合液の濃度を独立した「溶剤濃度(%)」で最終判定へ与える方式ではなく、 選択した各成分と体積分率から混合HSPを計算する。
操作手順
1 入力方法 で 標準:DBから選択 を選ぶ。
2 材料を選択する。
3 2. 溶媒を選択 の 溶媒タイプ を 混合溶媒(体積分率) にする。
4 混合する溶媒を複数選択する。
5 各成分に表示される 体積分率: 成分名 を入力する。
体積分率は合計1.0でなくてもよい
現行システムでは、正の値を入力した全成分を使い、内部で合計に対して正規化する。
| 入力例 | 内部の組成 |
|---|---|
| トルエン 0.7 / MEK 0.3 | 70/30 vol比 |
| トルエン 70 / MEK 30 | 正規化後は同じ70/30 |
| トルエン 7 / MEK 3 | 正規化後は同じ70/30 |
ただし、利用者同士のデータ共有や再現性のためには、0~1の体積分率で入力することを推奨する。
選択した全成分のHSPが必要
正の体積分率を持つ成分にHSP未登録がある場合、現行システムはその成分だけを黙って除外せず、混合HSP計算を中止する。
画面には「混合溶媒のHSP計算を中止しました。選択された全溶媒のHSPが必要です。」というエラーが表示される。
水を含む場合
IPA/水、エタノール/水など、成分として水を明示できる場合は、水も混合成分として入力する。
また、水系薬品としてpH・酸化性・イオン性等を評価したい場合は、 💧 水系材料・追加条件(pH・イオン性・酸化性) の 水系材料モードをONにする を使用する。
「水系材料モードをONにする」で表示される項目
| 画面名 | 選択肢・入力 |
|---|---|
| 水の体積分率(純水=1.0、50%水溶液=0.50) | 0~1 |
| pH | 0~14 |
| イオン強度 | 低(<0.1 mol/L)/中(0.1~0.5 mol/L)/高(>0.5 mol/L) |
| 酸化性 | なし/弱(溶存酸素・希薄酸化剤)/強(次亜塩素酸・過酸化水素・硝酸等) |
| 界面活性剤 | なし/あり |
wt%しか分からない場合
混合溶媒(体積分率) は体積ベースである。wt%をそのまま入力しない。
各成分の密度を用いて体積比へ換算してから入力する。密度は温度によって変わるため、重要用途では密度の測定温度も確認する。
現行仕様の重要点:「30%水溶液」という1つの濃度数字だけでHSPを補正するのではなく、
可能な限り実際の成分組成を入力する。HSPは混合組成依存で評価する。